ジャガイモのおはなし(貯蔵庫)

今回は、皆様にお届けしている、ジャガイモの貯蔵場所のご紹介です。

秋に掘ったジャガイモは、一般にホクホクしているのが特徴ですが、
低温貯蔵すると、ジャガイモは耐寒性を増すためにでん粉質を糖化させ、
甘くしっとりした口当たりの「越冬ジャガイモ」に生まれ変わります。

私たちは、この美味しさを皆様に安定してお届けしたいため、
ジャガイモの貯蔵場所を用意しています。


◆◆ ドーム型の屋根が特徴の貯蔵庫 ◆◆
この貯蔵庫は、主に秋に収穫したジャガイモを春まで低温貯蔵する施設です。
ここで、越冬し、甘くしっとりした口当たりのジャガイモに生まれ変わります。

今はスペースに十分な余裕がありますが、
秋に収穫を終えた頃には、この倉庫が満杯になります。
その姿は何とも言えぬ光景です。是非、この秋にでもお伝えしますね。

さて、特徴と言えば・・・・大きさですかね・・・小学校の体育館位の広さと言えばいいでしょうか。
 写真の中央に、3段積のカゴが見えると思いますが、
 1段の高さが1.2m位ですので、3段目は2階建住宅の窓程の高さです。
 天井は、遥か上方。高いですね。。。

 
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また、分厚い断熱材も大きな特徴です。
壁が白くモコモコしている雰囲気が、感じられるでしょうか?
氷点下25度以下にもなる、十勝の冬でもジャガイモを凍らさないよう、
貯蔵庫の壁には、発泡ウレタンの断熱材を十分に吹き付けています。

貯蔵にあたっては、定温・定湿を保つために、
空気循環ファン、凍結防止用ジェットヒータ等の設備に加え、
床面を砂敷とし、適度な水分を保てるよう、工夫しています。


◆◆ 雪で冷却するエコな貯蔵庫 雪室 ◆◆
この貯蔵庫は、ジャガイモなどを春先から夏にかけて低温貯蔵する施設です。

大きな特徴は、何と言っても、電気を使わずに雪でジャガイモなどを冷却していることです。
写真の、右側に白く見える部分が雪で、
雪は7月頃まで貯蔵庫を、やさしく冷やしてくれます。
グレーのカゴは、ジャガイモの貯蔵用のカゴで、天井高は5m程です。

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先ほど紹介した、ドーム屋根の貯蔵庫の奥に、雪室があり、
さらに奥に雪を貯める部屋があり、
冬の間に農場周辺の雪を集め、3日程かけて雪を除雪機で丁寧に堆積させていきます。

雪室は、低温かつ高湿度を保つことが得意で、
ジャガイモの発芽や乾燥を防止しながら、鮮度を保った貯蔵が可能です。
電気冷蔵庫が普及する前の、氷冷蔵庫の状態です。

一般に、2度以下では発芽せず、2~4度で十分な糖化、8度以下で糖化発生等と言われたりもします。
 (一般論なので、当てはまらない場合もあります)
ちなみに、本日の雪室の温度は2度。湿度は90%程度でした。
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◆◆ ご家庭でのジャガイモの保存方法 ◆◆
春の陽気に誘われ、ジャガイモの芽が出やすい季節となりました。
ご家庭でジャガイモを保存される場合は、
新聞紙にくるみ、更にスーパーの袋等に入れ、冷蔵庫の野菜室での保存をお勧めいたします。


それでは、次回の、じゃがいものお話。お楽しみに。
次回のテーマは、「ジャガイモの芽」についてお話(予定)します。


P.S.
今回ご紹介した貯蔵施設で越冬し、
甘くしっとりした口当たりに生まれ変わりました「越冬ジャガイモ」は、
皆様にお届けすることができます。

品種により、在庫状況の差はありますが、
ご興味のある方は info@hopeland.jp までお問い合わせ下さい。

Written by DS
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by hokkaido-hopeland | 2010-04-14 20:47 | ジャガイモ
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